東京精工株式会社

冷間鍛造について

歴史

『常温で金属に圧力をかけて、金型に添った形状の品物を作る加工方法』と定義される冷間鍛造のルーツは、エジプト文明までさかのぼり、金や銀などやわらかい金属を加工する方法として古くから活用されてきた。
1935年、ドイツで開発された『リン酸亜鉛被膜処理(ボンデ潤滑処理)』は、それまで不可能と思われていた鋼の冷間鍛造加工を成功させた。加工されたものは薬莢であった。
日本で冷間鍛造加工が本格的に始められたのは1950年代に入ってからである。自転車やカメラ業界に導入され、その優れた経済性に注目した自動車や電機業界にも急速に拡がり今日に至っている。

3つの特徴

省資源、省エネルギー

冷間鍛造で加工した製品は、切削加工や熱間鍛造に比べて『スクラップコストが極めて少なく、歩留まりが良好』である。さらに生産性が向上し、コスト低減にもつながる。

高精度

例えば、後方押し出し加工により加工した品物にしごき加工等を追加することにより、切削レス加工も可能とする。

材料特性の改善

繊維状組織で強度が改善:冷間鍛造で加工したものは、組織が繊維状に連続してつながっているので強度が向上する。
機械的性質が向上:冷間鍛造で加工すると加工硬化するので機械的性質が向上する。

動画紹介